梔子と金木犀

雑記。基本的に思ったことを夜中に吐き出してます。時にはただのメモ。

たからのやま

この前実家に帰った時、以前にも増して家の中が散らかってて汚くって驚いた。私がいた時もなかなかだったはずだが、どうして当時の私は気にならなかったか不思議に思う。


うちの母は物を捨てられない。可愛くて綺麗で美しい物が好きで、そういうものを手元に置きたがり、物に対して思い入れが強くて手放せない。小さな宝石がついた指輪もプラスチックの宝石がついた偽物の指輪(確かに綺麗でかわいい)も彼女にとっては大切なのだ。

最近かなり限度を過ぎてきてるなと思ったのは数週間前に帰省した時のことなのだが、リビングの床に緑色の可愛らしい箱があった。おそらくお菓子の箱なのだが軽い。何が入っているのか不思議に思って開けてみると猫の絵の切り抜きが入っていた。私は呆れてそして愕然としてしまった。私も幼稚園児の時は可愛らしくてつくりがしっかりした箱に集めたシールや折り紙を入れて大切にしていたがそれと同レベルではないか。母の可愛いもの収集癖はここまできてるのか。

父は基本的にものに執着はしないが書籍系に関しては別だ。雑誌、小説、ビジネス本、漫画、新聞、エトセトラ。なんでも読むが読み終わったらそこらへんに山積みにしておく。読み返すつもりがあるらしいけれどもずっとそこに置かれたままなのは困る。


実家にいる時はどんなに散らかっていようが汚かろうが、面倒臭いことをしたくない気持ちの方が上回って、忙しいことを理由に片付けに協力的でなかった。そのツケが回ってきているように思う。早く風をあの家に通さねば。